3DCGの専門学校おすすめ一覧!授業内容や学費や評判も解説

アニメーター
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アニメやゲーム、CMや映画などあらゆるコンテンツで利用されている3DCGの技術。最近では医療現場や建築など、エンタメ以外の分野にも3DCGの技術が必要とされています。3DCGの制作ができる人材が求められている今が、3DCGを学ぶチャンスともいえます。

3DCGの技術を身に付けたいけれど、どうやって学べばいいかわからないと迷っている方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。

3DCGと書かれた鉄球

3DCGとは「3 Dimensional Computer Graphics」の略で、立体的(3D=3次元)な仮想空間でCG(コンピュータ・グラフィック)を使って制作する技術のことです。

3DCGについてしっかりと理解するために、まずは2Dと3Dの違いについて理解を深めていきましょう。

2Dと3Dの違いと特徴

2Dと3Dは空間の次元の違いを表しています。
空間の次元といってもわかりづらいので、アニメを参考にして違いを見ていきましょう。

2Dとは縦・横しかない二次元の世界で、紙に書いた絵や図は全て2Dにあたります。アニメを例に上げると、ジブリ作品や新海誠作品などを始め、日本アニメのほとんどが2Dアニメです。

3Dとは縦・横に加えて、奥行きのある三次元の立体的な世界です。アニメでいうとトイストーリーやモンスターズインクなどが代表的な3Dアニメです。

2Dアニメと3Dアニメは見た目にも違いがありますが、制作過程にも大きな違いがあります。

2Dアニメはキャンパスに絵を描くように制作するので、一枚の絵を書き終えるまでの時間はそれほど長くありません。しかし、描いた絵そのものを動かすことはできないため、動いて見えるように少しづつ変化している絵を何枚も書いて、つなげることでアニメーションを作り上げます。

一方、3DCGのアニメは立体的な仮想空間で描き、物体の質感や陰影、動きなども表現することができます。

3DCGはどこで学べる?

3DCGのアニメやゲームを制作するためには、特別なソフトや技術を必要とします。3DCGの知識やスキルはどこでどのようにして学べるのでしょうか?

ここからは3DCGを学ぶための4つの方法をご紹介します。

専門学校

専門学校の校舎

専門学校では、3DCG制作のプロが指導にあたることが多いです。オンラインスクールや独学と違って、制作過程からプロのクリエイターに見てもらいながらアドバイスを受けることができます。

現場を知るクリエイターが授業を行うので、成長スピードが他の学習方法よりも早いのは間違いないでしょう。

また、専門学校は技術を習得して就職するための学校なので、就職サポートを受けられたり、企業の採用情報を入手できる点も魅力です。

ただし、専門学校は2年以上の時間を費やすので、学校選びは慎重に行う必要があるでしょう。

夜間・土日スクール

3DCGの専門学校やスクールの中には、大学生や社会人など平日に通うのが難しい人のために、夜間や土日に開講している学校もあります。

特に専門学校の夜間・土日スクールは、全日制で使う機材やソフトをそのまま使えるなど、整った設備で学べる場合も多いです。

対面授業で学びたいけど平日は学校や仕事があるという方は、夜間や土日に開講しているスクールを選択肢に入れてみるのも良いでしょう。

学校によっては専門学校と同等の就職サポートを受けられるのも強みです。

オンラインスクール

ZOOMで学習する人

3DCGの技術はオンラインスクールでも学ぶことができます。

空き時間を使って自宅など好きな場所で学ぶことができて、学費も安いことがオンラインスクールのメリットです。

オンラインスクールでは、本や動画を使って学習するので独学と似た点もありますが、講師に質問ができる点や、体系的に学べる点が独学との違いです。

また、短期間で学べるコースや、分野を絞ってピンポイントで学べるコース、初心者クラスや経験者クラスなどの分類もあるので、自分に合った学び方ができる点がメリットです。

ただし、対面の授業とは違って、質問にその場で答えてもらうのが難しいこともあります。講師とのやり取りに時間がかかったり、レスポンスが悪い可能性もあるので、講師とのやり取り方法や時間帯は入学前に確認しておきましょう。

独学

3DCGは、本や動画を使って独学で学ぶこともできます。動画については、利用するソフトウェアのチュートリアルを見たり、YouTubeを利用して学ぶこともできます。

独学は好きなタイミングで自由に学べる上に、学校に通うよりも費用を抑えることができます。

まずは気軽に3DCGについて学んでみたいという方は、とりあえずは独学で学んでみるのも良いでしょう。

ただし、当然ながら独学には多くのデメリットがあります。

独学は体系的に効率よく学ぶことが難しいので、3DCGのように幅広い知識が必要となる分野では、中途半端になりやすいので注意が必要です。

また、自分の得意な分野だけに知識が偏る可能性も高く、せっかく勉強しても仕事では通用しないケースも考えられます。

また、プロのクリエイターに自分の作品を見てもらったり、質問ができない点も大きなデメリットです。

3DCGは膨大な知識を必要とする分野なので、独学は非効率的と考える人も少なくありません。

おすすめの3DCG専門学校4選!

3DCGのクリエイターになるためには、多くの知識やスキルを必要とします。そのため、3DCGの技術を身に付けて就職に活かしたいと考えている人は、プロのクリエイターから直接学べる3DCGの専門学校に通うのが効率的です。

ここからはおすすめの3DCG専門学校をご紹介します。

アミューズメントメディア総合学院

アミューズメントメディア総合学院

「ゼロからのスタートでもプロになれる!」と公式HPにあるように、アミューズメントメディア総合学院は初心者でもプロの3DCGクリエイターになれる教育システムが評判です。

1年次に4回のゲーム開発実習、2年次に2回のアニメ制作実習と、2年間で6回もの実践演習を行うことで、3DCGの制作に必要な技術を身に付けます。

また、アミューズメントメディア総合学院では、プロの指導のもとで学生が実際に市販するゲームの開発を行うという取り組みを続けています。

この取り組みがフォートナイトなどで知られるEpic Gamesから高く評価され、Epic Gamesからの資金援助までも獲得しました。

ソフトは「Maya」を中心に授業を展開しており、どちらかというとゲーム制作に強い3DCGの専門学校といえるでしょう。

代々木アニメーション学院

代々木アニメーション学院

アニメの専門校というと、代々木アニメーション学院を思い浮かべる方も多いでしょう。3DCGデザイナーとしてアニメ制作に携わりたい方は、アニメに強い代々木アニメーション学院の「アニメ3DCG科」がおすすめです。

日本アニメではまだまだセル画を使った2Dアニメが主流です。3DCGを使って2Dのセル画で描いたようなアニメが制作されるほど、2Dアニメの人気は根強いです。

とはいえ、最近では2Dと3Dのハイブリッドでアニメ制作を行うことも増えており、今後ますます3DCGの技術がアニメ業界でも必要とされることが考えられます。

こうした背景もあり、アニメ業界で通用する3DCGの技術を学ぶのであれば、2Dにも3Dにも強い代々木アニメーション学院がおすすめです。

3DCGで代表的なソフト「Maya」に加えて、アニメ「君の名は。」や「鬼滅の刃」でも使われている「3ds Max」についても学べるのが特徴です。

HAL

HALはIT・デジタルコンテンツに特化した学校で、3DCGにおいても高い教育力を持つ専門学校です。

校舎は東京・大阪・名古屋と3つあり、どの校舎も駅近でアクセスが良いのも特徴です。

HALでは、特性を評価する「学業評価」と、長所を評価する「個性評価」という2つの評価システムで、学生の新たな個性を発見して育成することに注力しています。
就職サポートも手厚いので、安心して学べる環境が整っているといえるでしょう。

ただし、3DCGの中でもアニメやゲームの分野について学びたい場合、4年制コースに入学することが基本となっています。

HALは学費も高いので、2年制の専門学校と学習内容がどのように違い、またそれらが自分にとって本当に必要かどうかを検討しておくべきでしょう。

アニメやゲームは早く業界に入り、現場で学ぶ方が良いといわれる分野でもあります。4年の就学期間をどう考えるかによって、評価が分かれる学校と言えるでしょう。

日本工学院専門学校

日本工学院専門学校公式サイト

日本工学院専門学校は、東京の蒲田と八王子にキャンパスを持つ専門学校です。学校の敷地面積が非常に大きく、設備や環境が整っている印象の専門学校です。

日本工学院専門学校では、4年制のアニメーションコースやゲームCGデザイナーコースでもCGについて学ぶことができますが、3DCGを専門的に学ぶのであれば3年制のCG映像科が良いでしょう。

モデリング専攻・アニメーション専攻・VFX専攻・CGプロジェクト専攻と4つの専攻に分かれているので、進みたい道がはっきりと決まっている人は、専門分野を重点的に学べるおすすめの専門学校といえるでしょう。

3DCG専門学校の卒業後の進路

卒業式

3DCGの専門学校を卒業すると、どんな職業につくことができるのでしょうか。様々な職業を知ることで、各専門学校の特徴や目指すべき将来が見えてきます。

ここからは、各専門学校が公表している目指せる職業について、学校別で見ていきましょう。

代々木アニメーション学院
デジタルアニメ学部 アニメ3DCG科
3DCGアニメーター、CGデザイナー、コンポジッター、映像編集、アニメ撮影、特殊効果
アミューズメントメディア総合学園
ゲーム・アニメ3DCG科
3Dモデラー(モデリングアーティスト)、コンポジッター 、 撮影監督、アートディレクター、ユーザーインターフェース(UI)デザイナー、エフェクトデザイナー、モーションデザイナー
日本工学院専門学校
マンガ・アニメーション科
アニメーター、アニメ演出家、アニメ監督、作画監督、背景美術、美術監督、撮影監督、撮影・コンポジット、映像編集、仕上げ、色彩設計、アニメプロデューサー、制作進行
HAL
CG学科
グラフィックデザイナー、イラストレーター、3DCGアニメーター、エディトリアルデザイナー、WEBデザイナー
HAL
CG・デザイン・アニメ4年制学科 CG映像コース
CGデザイナー、ゲームCGデザイナー、VFXアーティスト、3DCGモデラー、モーションデザイナー、モーションキャプチャーアーティスト、エディター(映像編集)、映像プロデューサー、映像ディレクター
HAL
CG・デザイン・アニメ4年制学科 アニメーションコース
アニメーター、モーションデザイナー、背景デザイナー、コンポジッター 、プロジェクトマネージャー(制作進行)、3Dモデラー

HALはいくつかの学科で3DCGについての授業を行っているので、目指す職業を絞り込んだ上で入学するのが望ましいでしょう。

ただし、3DCGの制作現場では、役職名や職業名にしっかりとした決まりがありません。そのため、現場によって呼び名が違っていたり、同じ呼び名でも任される仕事内容が違うケースもあります。

各校の目指せる職業については参考程度に考えて、各専門学校では「何が学べるのか?」「どんな技術が身につくのか?」を判断する材料として見ていきましょう。

3DCGの専門学校を選ぶポイント

進路を選択する女性

学校選びは将来を左右する大きな選択です。後悔しないためには、どのような点に気を付けて専門学校を選べば良いのでしょうか?

ここからは、失敗しない3DCGの専門学校の選び方について解説していきます。

どの業界を目指すのかを考える

ゲームやアニメ、映画など様々なコンテンツで使われている3DCGの技術ですが、分野によって使用するソフトが違ったり、必要とされるスキルが違う場合もあります。

そのため、専門学校選びの段階でどの業界に進みたいのかが決まっていると、より効率的に学習することができます。

とはいえ、入学前に進路が決まっていないという人でも、3DCGの基礎を学んでおけば進路変更をしても応用が利く部分も多いです。

講師の経歴を確認する

講師はどんな経歴の持ち主で、どの分野に強い講師なのかを確認しておきましょう。

有名企業で勤めた経験のある講師や、名の知れた作品を手がけた講師であれば、学べることは多いでしょう。

ただし、著名な講師を目当てに入学しても、実際には年に数回しか講義のないゲスト講師だったということも少なくありません。

どのような経歴の講師がどの程度教壇に立つのか、学校説明会などで確認しておきましょう。

就職実績を確認しておこう

専門学校の就職実績は必ず確認しておきましょう。
教育に定評がある専門学校になると、企業側が積極的な採用を行うことも少なくありません。

就職実績が高いということは、教育環境が整っていると考えることもできるので、就職実績は専門学校選びにおいて必ずチェックしておきたいポイントです。

ただし、就職率の表記方法には決まりがないので、誤解を招く表現をしている専門学校も少なくありません。

例えば、学校によっては、就職希望者に対する内定者数で計算していることもあります。極端に言うと、何十人といる卒業生の中の就職希望者が一人の場合、内定者が一人であっても就職率100%となります。

就職実績は広告の数字だけを頼りにするのではなく、例年の人数や業種などの内訳まで確認しておくと、入学した後に後悔することは少ないでしょう。

学校で使用するソフトを確認する

3DCGの専門学校を選ぶにあたって、確認しておきたい項目の一つが学校で使用するソフトです。学校で使用するソフトは、そのまま自分の得意分野になるので必ずチェックしておきましょう。

3DCGのソフトでは「Maya」と「3ds Max」が有名ですが、最近では「Houdini」を使う企業も増えています。

就職したい企業がはっきりしている人は、その企業が導入しているソフトをチェックした上で専門学校を選ぶとよいでしょう。

まだ自分のやりたいことがわからないという人は、「Maya」または「3ds Max」を使っている専門学校を選んでおくと広く対応できるでしょう。

3DCGの制作に使うソフトウェア

3DCGの制作を行う上で絶対に欠かせないものはソフトウェアです。3DCGのソフトウェアには様々な種類がありますが、プロの現場でよく使われているソフトウェアはある程度決まっています。

就職活動においては、基本的にはその企業が使っているソフトウェアを使えることが条件となってくることも覚えをおきましょう。

以下に、主な3DCGのソフトウェアをご紹介していきます。

Maya(マヤ)
業界で最も使われている3DCGの総合ソフトです。基本的にマウスを使って作業します。

3ds Max(スリーディーエス・マックス)
ハイレベルな3DCG制作に向いています。エフェクトに効果を発揮する追加機能が揃っているため、日本アニメでも採用例が多いです。

Houdini(フーディニ)
リアルでダイナミックな表現ができることから多くのハリウッド映画やディズニー映画でも使われています。日本ではまだ普及率が高くありませんが、注目度は高くなっています。

ZBrush(ズィーブラシ)
粘土造形をするように、掘ったり削ったりして直感的にモデリングができる3DCGソフトです。基本的にペンタブを使って作業します。

After Effects(アフターエフェクツ)
燃えさかる炎や煙、波打つ液体などのアニメーションをつくることができます。

目指す業界ではどのようなソフトが使われているのか?気になる専門学校ではどのソフトを採用しているのか?ソフトについてもある程度知っておくとよいでしょう。

3DCGの専門学校に行くメリットはなに?

メリット

3DCGのスキルを学ぶには、専門学校以外にも独学やオンラインスクールなどの方法があります。その中でも、専門学校を選ぶことにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

続いては、3DCGの専門学校の強みやメリットについて解説します。

  • 基礎から順に学ぶことができる
  • プロのクリエイターから学ぶことができる
  • 得意分野を見つけることができる
  • 本格的なソフトを使って学ぶことができる
  • 就職活動に有利

基礎から順に学ぶことができる

3DCGの技術を身に付けるにあたって大切なことは、やはり基礎の理解です。

基礎からしっかりと学びたい方は、学習時間が圧倒的に多い専門学校からスタートすることをおすすめします。

日々進化を続けている3DCGの業界では、次々と新しい技術が増えています。そのような新しい技術を学ぶにあたっても、基礎力があるかないかで技術の習得に違いが出ると言われています。

3DCGの制作の経験がある人でも、基礎を学んでいないのであれば専門学校に行く価値はあるでしょう。

プロのクリエイターから学ぶことができる

3DCGの専門学校では、プロのクリエイターから直接指導を受けることができます。

プロの3DCGクリエイターから指導を受けられる最大の利点は、作品に直接アドバイスをもらえることでしょう。

プロの視点で作品を評価してもらうことができるので、独学では気づくことができない長所や欠点を見つけやすく、効率よくステップアップすることができます。

また、実際の現場を知るクリエイターに作業工程から見てもらうことができるので、効率の良い仕事術なども学ぶことができます。

オンラインスクールや独学には無い、3DCGの専門学校で学ぶ強みと言えます。

得意分野を見つけることができる

本格的に3DCGの技術を学びたいと考えている人の多くは、3DCGデザイナーや3DCGクリエイターなどの職業に興味があることでしょう。

3DCGの制作をする人を3DCGデザイナーや3DCGクリエイターと一括りで呼ぶことが多いですが、実際の現場では仕事が細分化されており、それぞれの役割ごとに以下のような専門職に分かれます。

モデラー
デザイン画を元に、人物やアイテム、背景などあらゆるものを3DCGソフトで立体的に形作る仕事です。

アニメーター(モーションデザイナー)
モデラーが作成したCGモデルを動かすアニメーション設定を行います。キャラクターだけでなく、走っている車のアニメーションや、建物が崩壊するアニメーションなども手掛けます。

テクスチャーアーティスト
モデラーが作ったオブジェクトに色味や質感を加えてリアリティを追及していく仕事です

エフェクター
爆発、炎、煙、液体、光線など、特殊効果を加えることでリアリティを高める仕事です。エフェクトの出来によって作品のクオリティは大きく変わります。

コンポジター
3DCGの制作において最後の工程を担うのがコンポジターです。3Dや2Dの原画や、実写映像などのデータを合成(コンポジット)し、完成品となる映像を仕上げていきます。

3DCG制作は作業が多岐にわたるため、一人が最初から最後まで作業を行うことはほとんどなく、上記のように作業を分担してチームで制作を行うのが一般的です。

3DCGの専門学校では、各工程を一通り学習できるようなカリキュラムになっているので、様々な作業を経験することで理想の仕事を見つけることができます。

また、一連の流れを理解しておくと、チームで仕事をすることが多い3DCGデザイナーにとっては大きな強みになるでしょう。

本格的なソフトを使って学ぶことができる

3DCGの制作には、3DCGソフトや画像編集ソフトなどが必要になりますが、ソフトによってできることや使い方は大きく変わってきます。

趣味で3DCG制作を学ぶのであれば、フリーソフトや安価なソフトでも問題ないでしょう。しかし、3DCGデザイナーとしての就職を見据えて学ぶのであれば、プロ仕様のソフトで学ぶのが効率的かつ就職にも有利です。

とはいえ、プロ仕様の3DCGソフトはかなり高額です。必要かどうかも分からない高額ソフトを早々に購入してしまうのは、金銭的な面でリスクが高いでしょう。

3DCGの専門学校には、実際の現場でも使われているソフトや機材が揃っています。独学では揃えるのが難しいソフトや機材を使って学べる点が専門学校のメリットといえるでしょう。

就職活動に有利

専門学校は即戦力として働ける人材を育成するための学校です。

3DCGは専門的な知識を求められる分野なので、3DCGデザイナーなどの求人は専門学校に出す企業も少なくありません。

就職率は専門学校によってまちまちですが、3DCGの専門学校が業界への就職に有利な点は間違いないでしょう。

3DCGの専門学校に行くデメリットは?

デメリット

3DCGデザイナーを目指すなら専門学校が有利だと言えますが、当然ながら3DCGの専門学校にはデメリットもあります。

ここからは、3DCGの専門学校に行くことにはどんなデメリットがあるのかについて詳しく見ていきましょう。

  • お金がかかる
  • 時間がかかる
  • 挫折する可能性もある

お金がかかる

3DCGやアニメ、ゲーム系の専門学校では、特殊な設備や機材を必要とすることから、学費が高い傾向があります。

学費は設備や機材、また講師の質などに比例している場合が多いので、質の高い教育を受けたいと考えている人はなおさらお金がかかるでしょう。

仮に、3DCGとは無関係の業界に就職をした場合、支払った学費が無駄に感じるかもしれません。

時間がかかる

3DCGの専門学校は、最低でも2年間は平日は毎日学校に通う必要があります。

専門学校によっては、課題制作のために授業以外の時間も通学している生徒もいます。

社会人や大学生でも通えるように夜間や土日に開講している専門学校もありますが、やることは同じなのでハードな生活になる可能性が高いです。

挫折する可能性もある

3DCGの世界は一見すると華やかですが、制作過程はとても地味な作業の繰り返しです。

また、多くの知識を必要とする職業なので、勉強が想像以上に大変だと感じる人も少なくありません。

そのため、軽い気持ちで3DCGの専門学校に入学すると、勉強に付いていけなくなったり、モチベーションが維持できずに挫折する可能性があります。

MEMO

デメリットもしっかりと理解したうえで、3DCGの専門学校に進むべきかどうかを考えるようにしましょう。