YouTuberの専門学校ってどんなとこ?おすすめの学校を一覧紹介

YouTuberの撮影の様子
※本記事は声優アカデミア編集部が独自に制作しています。各事業者はコンテンツ制作に一切関与していません。本記事は広告を含みます。

近年、注目を浴びているYouTuberの専門学校とは、一体どんな学校なのでしょうか?

YouTuberの専門学校で学べる技術や学費相場、さらにはおすすめの学校についても解説します。

YouTuberの専門学校の魅力とメリットとは?

独学で学ぶ人も多かったYouTubeですが、現在はYouTuberの専門学校に行くという選択肢を取る人が増えています。

YouTuberの専門学校に行くメリットとは一体どんなことなのでしょうか?以下に詳しく見ていきましょう。

  • 基礎から学べる
  • 設備面の充実
  • YouTube以外でも使える技術の習得
  • 専門学校の持つコネクション

基礎から学べる

YouTuberの専門学校では、YouTubeの企画の立て方から撮影、動画編集と、基礎から順序立てて学ぶことができます。

ネット情報などを駆使して学ぶ方法もありますが、YouTuberに必要な基礎知識がある方が、新たな情報を学ぶ時にも正しく理解することができます。

また、収益化するための知識だけでは無く、安全に配信するための基本的なルールも学びます。

収益化ばかりに目が行きがちですが、セキュリティーや安全な配信に関する知識は、自分では気づきにくいポイントでもあります。

安全な配信のために注意すべきことを学べる点も、YouTuberの専門学校に行くメリットといえるでしょう。

設備面の充実

YouTuberの専門学校では、最新の機材やソフトが充実しています。

個人ではなかなか手の出ない高価な機材やソフトを使って、YouTube撮影や動画編集を学ぶことができます。

機材やソフトの利用方法は、独学と違って講師に質問ができるので、早く正確に覚えることができるでしょう。

また、高性能な機材やソフトを利用することで、撮影や動画編集において幅広い技術や効果を体験することができ、知識を深めることができます。

こうした体験は、自分で機材を揃える際にも、機材選びの判断に役立つでしょう。

YouTube以外でも役立つ高度な技術の習得

YouTubeでは、企画・撮影・編集・配信と多くの工程を踏みます。

企画・撮影・編集・配信といった工程は、ただ実行するだけであればそれほど難しいことではありません。しかし、収益化を目指すとなれば話は変わります。

各工程において、より多くの視聴者に見てもらうための工夫が必要となり、それに伴う知識や技術も必要になります。

YouTuberの専門学校では、効果的な工夫について講師のアドバイスを受けることができるので、独学よりも早くたくさんの知識や技術を学ぶことができます。

各工程で身に付けた能力は、一般企業でも重宝される能力であるため、仮にYouTuberにならなかったとしても、習得した知識や経験を他に生かすことができるでしょう。

専門学校の持つコネクション

最近では、企業と連携しながら学生を育成する専門学校が増えています。企業と連携することでより実践的な技術を学生に提供し、即戦力となる学生を育成することができます。

たくさんのコネクションを持つ専門学校では、業界情報を入手しやすいというメリットがあります。そのような情報はカリキュラムに反映されたり、講師から直接学ぶこともあるでしょう。

YouTubeはトレンドにも大きく左右される分野なので、情報源を持つことは大きな強みになります。

場合によっては、専門学校の持つコネクションが、情報源だけではなく就職につながるかもしれません。

いずれにせよ、YouTuberは個人での活動が多く、企業などに所属しない限りコネクションを広げにくい世界です。

専門学校の持つコネクションや同級生が、将来的に自分の大切なコネクションとなり、有益な情報を共有できる関係になりえます。

人によっては、これらのコネクションが何よりの大きなメリットと感じるでしょう。

YouTuberの専門学校は行っても無駄?デメリットは?

YouTuberの専門学校には、本当に行く価値があるのでしょうか?

ここからは、YouTuberの専門学校に行くデメリットについて確認していきましょう。

  • 学費が高い
  • 卒業生実績が少ない
  • 現役YouTuberが講師のプロとは限らない
  • 独学で学ぶこともできる

学費が高い

専門学校はどこも同じですが、やはり学費が高いのがデメリットです。

ただし、カリキュラムや講師が充実していて学びが多い専門学校であれば、将来的に大きな収益に繋がる可能性があることからも、高い学費にも価値があると言えるでしょう。

一方で、実践学習ばかりで講師からアドバイスを受ける機会が少ない専門学校の場合、独学とそれほど変わらないと感じる可能性もあります。

講師からの適切なアドバイスを受けられない場合は、高い学費がもったいないと感じるかもしれません。

学費が高いと感じるか、反対に安いと感じるかは、専門学校に行った価値を感じたかどうかによるでしょう。

卒業生実績が少なく学校選択が難しい

卒業生実績は、専門学校を選択する際の重要な判断材料の一つです。

しかし、YouTuberを育成する学科はほとんどが新設されたばかりで、どの専門学校も卒業生実績が多くはありません。

そのため、YouTuberの専門学校の良し悪しを判断するのが難しい点はデメリットといえます。

とはいえ、「カリキュラム」「講師」「他学科における卒業生実績」など、学校の教育力を見極める判断材料はたくさんあります。

学校見学なども大いに利用しながら数校を比較検討し、自分にあったYouTuberの専門学校を見つけましょう。

現役YouTuberが講師のプロとは限らない

現役YouTuberから直接話を聞ける機会は非常に貴重で、専門学校を通して現役YouTuberの技術や考え方を学べるというのは大きなメリットです。

しかし一方で、現役YouTuberが育成のプロとは限らないという点も忘れてはいけません。

生徒にわかりやすく順序だてて教えるというのも一つの技術です。

特に基礎講義などにおいては、現役YouTuberであるかどうかよりも、教えるノウハウを持っているかどうかの方が重要な場合もあります。

在籍している講師陣のバランスをよく見て専門学校を選択しましょう。

独学で学ぶこともできる

今まではYouTuberになるための専門学校がなかったため、独学で学ぶのが主流でした。

独学では分からないことを一つ一つ学ぶので、偏った知識になる可能性はあるものの、YouTuberに必要な技術を自分で身に付けることは可能です。

しかし近年では、YouTube業界の拡大により、YouTuberを育成するコースを開講する学校が増えています。

今まで独学でしか学ぶことができなかった企画、撮影、編集などを、専門学校ではそれぞれの分野のプロから効率よく学ぶことができるようになりました。

経験者の意見を聞くことは早い成長に繋がります。
必要な技術を効率よく学んだり、専門家の発想やテクニックを学びたい人であれば、専門学校を検討してみるのも良いでしょう。

YouTuberの専門学校の授業内容を紹介

YouTuberの専門学校では、どんな授業が行われるのでしょうか?

ここでは、代々木アニメーション学院のYouTuber科を例に上げて確認していきましょう。

YouTuber養成講座

講義の様子

YouTube配信で必ず行う「企画」「撮影(アプリの使い方や番組制作)」「編集(ソフトの使い方)」「配信(アカウント作成からアップロード)」といったそれぞれの工程を基礎から学びます。
また、YouTube業界の現状を学び、視野を広げていきます。

PC基礎

PC操作の授業

officeソフトの使い方から、YouTuberに必要な画像編集(サムネイル制作)や動画編集についても詳しく学びます。

タレント活動

YouTube配信をする女性

実際にYouTuberとして専用チャンネルの開設を行います。また、イベントやLIVEへの参加など実践的なタレント活動を通して、これからの活動の強みや課題を見つけます。

卒業制作

PC作業をする学生

卒業制作では、企画から、台本制作、撮影、編集、配信までの全工程を一人で行います。2年間の集大成として一からオリジナル作品を完成させることで、個人でも活動できる基盤を作ります。

生配信実習

YouTuber配信中の学生

生配信は編集ができないため、入念な計画が必要です。台本に沿った進行や、リハーサルからの本番という撮影の流れを実践的に学びます。

動画制作実習

Vtube動画をつくる学生

YouTube配信で重要な、動画編集の技術を磨く実践学習です。テロップ、BGM、SE、エフェクトなどの技術を学び、配信動画のクオリティを上げる方法を学びます。

YouTuberの専門学校の学費相場

YouTuberの専門学校の学費相場は、2年間でおよそ260~280万円程度(入学金を含む)で考えておくと良いでしょう。

また、教材費が別途必要となります。相場は7~25万円程度と、学校や年度によって大きく差があります。

ここで、YouTuberの専門学校の初年度の学費を一覧でご紹介します。

YouTuber専門学校 初年度学費

学校名学費
代々木アニメーション学院1,498,000円
(内入学金 20万円)
総合学園ヒューマンアカデミー1,611,000円
(内入学金 30万円)
バンタンクリエイターアカデミー1,450,000円
(内入学金 10万円)

※2022年4月調査時点
※上記には教材費が含まれていません。

YouTuberの専門学校の卒業生は誰!?有名YouTuberは?

専門学校を選ぶ上で、卒業生実績は学校の教育方針やカリキュラムの真価が問われる重要な結果ともいえるため、シビアに見ていきたい点でもあります。

ただし、YouTuberの専門学校に関しては新設された学校ばかりなので、今のところ有名YouTuberの卒業生実績はほとんどありません。

しかし、YouTube業界の競争が激化していることから、YouTuberを育てる専門機関で知識や技術を学びたいと考える人は増えています。

YouTuberの専門学校ではまだ大きな実績は見受けられませんが、各学校の取り組みがどのような実績へと結びつくのか注目が集まっています。

今後、YouTuberの専門学校から有名YouTuberが誕生することに期待できます。

YouTuberの専門学校ならココ!おすすめ3校を紹介

ここ数年で、YouTuberになるための学科を新設する専門学校が増えてきています。

学科名にYouTuberと名称がついている専門学校もあれば、動画クリエイターなどYouTubeの名称がない学校など様々です。

YouTuberになるために必要な技術が学べるおすすめの専門学校をご紹介します。

代々木アニメーション学院

代々木アニメーション学院

代々木アニメーション学院は、アニメやマンガ、ゲームなど、エンタメ系の卒業生を多く輩出してきた歴史ある専門学校です。

日本で最初に声優を育成する学科を作るなど、エンタメ業界の流れをいち早く教育現場に持ち込んだ専門学校でもあります。

YouTube配信について学ぶ際は、動画の企画・撮影・編集の勉強だけに注目しがちですが、トークスキルを学べるかどうかも重要な要素です。

代々木アニメーション学院は、基礎知識に加えて、独学では難しいトークスキルなどのタレント性を磨くこともできる点が大きな特徴です。

たくさんの声優を輩出してきたノウハウが、YouTuberの育成にも生かされることに期待できます。

2年間のカリキュラムの中では、自身のチャンネルを持って積極的なタレント活動をしていくことができます。

また、昨今注目度が高いVTubeを中心に学習できる点も代々木アニメーション学院の特徴です。

全国に校舎があり東京と同等の授業が地方でも受けられる数少ない専門学校なので、地方で学びたい人にとってもおすすめの専門学校です。

学費1,498,000円 (内入学金 20万円)
修業期間2年間
校舎仙台・東京・池袋・金沢・名古屋・大阪・なんば

総合学園ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミー

総合学園ヒューマンアカデミーでは、2022年から動画クリエイターカレッジを開講しています。

ヒューマンアカデミーはオーディションに非常に力を入れている専門学校です。

動画クリエイターカレッジでもその傾向が強く、年に2回のオーディションを開催しています。

合格すれば在学中からクリエイター事務所に登録できるなど、バックアップ体制が整っているのが特徴です。

特に、企業に所属する「企業系YouTuber」を目指している人にはおすすめの専門学校といえるでしょう。

カリキュラムはソニー・ミュージックエンタテインメントの新レーベル「Be」が監修。Beは人気YouTuberやインフルエンサーが所属するソーシャルクリエイターレーベルです。

業界のプロフェッショナルが監修した最先端の技術を学べるのは、ヒューマンアカデミーの大きな魅力です。

代々木アニメーション学院と同様に、東京と大阪を含む全国に校舎があるので、地方で学校探しをしている人にもおすすめの専門学校です。

学費1,611,000円 (内入学金 30万円)
修業期間2年間
校舎札幌・仙台・大宮・東京・横浜・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡
定員10名

バンタンクリエイターアカデミー

バンタンクリエイターアカデミー

バンタンクリエイターアカデミーは、YouTuberのマネージメントを行うUUUM株式会社など、いくつかの企業と連携して人材育成を行っています。

カリキュラムとしてはレベル別で学べるようになっており、実践的な授業がメインとなります。

基礎をひと通り学び終えると、早ければ入学から半年で長期インターンシップに参加することになります。

バンタンクリエイターアカデミーのインターンシップでは、最大で週5日、お給料をもらいながら現場で実践的に学べることが大きな特徴です。
ただし、その間も授業料は支払う必要があることも理解しておきましょう。

インターンシップで早く実践経験を積みたいという人には嬉しい制度ですが、現場に出るまでに学校でしっかりと学びたいという人には、学校での授業数が物足りなく感じる可能性もあります。

企業では現場の空気感を味わえますが、学校のように手取り足取り教えてもらえる可能性は低いので、自分から学ぶ姿勢が必要になります。

バンタンクリエイターアカデミーは、募集定員も270名(東京校)と他校よりも圧倒的に学生が多いため、自分から積極的に学びにいける人にはおすすめの専門学校といえるでしょう。

学費1,450,000円 (内入学金 10万円)
修業期間2年間・3年間
校舎東京・大阪
定員東京270名・大阪90名

まとめ

YouTuberの専門学校では、パソコンの基礎から始まり、YouTuberに必要な企画・撮影・編集・配信までの流れやテクニックを学べます。

これまでは独学が主流でしたが、YouTuberが飽和状態にある今からYouTuberを目指す人は、より早く確実に技術を習得できる専門学校を検討してみるのもよいでしょう。

YouTuberの専門学校は数がそれほど多くはないので、学校見学や体験入学に積極的に参加して、最適な学校を選ぶようにしましょう。