専門学校九州ビジュアルアーツは、福岡市にある映像や音響の専門学校です。
映像や音響などの技術スタッフ以外にも、声優や俳優、ミュージシャンの養成も行っています。
こちらのページでは、専門学校九州ビジュアルアーツの声優学科について、評判をもとに解説していきます。
専門学校九州ビジュアルアーツの評判
映像音響の専門学校である九州ビジュアルアーツでは、声優学科で使われる機材にもプロ仕様のものが導入されています。
講師の評判も比較的良い方で、卒業生の口コミでも印象は悪くありません。
校舎や教室はそれほど大きいわけではありませんが、舞台演技やダンスなど、身体を大きく動かす授業で使用する教室設備は整っています。
また、姉妹校のアニメーション学科と共同で、脚本から作画まで完全オリジナルのアニメ作品に声優として出演することができます。
声優デビューへのバックアップについては、毎年九州ビジュアルアーツの学内にプロダクションを招いてオーディションを開催しています。
九州ビジュアルアーツの学内オーディションには、累計で約50社が来校しています。
多くの生徒が声優養成所へ合格となったり、地元福岡の芸能プロダクションに合格しています。
九州ビジュアルアーツの公式サイトにはデビュー率100%と紹介されていますが、卒業生全員が声優になるというのは、どの声優専門学校でも考えにくいことです。
九州ビジュアルアーツの卒業生で、現役の第一線で活躍している声優は多いとも言えないところです。
入学を検討する前には、学校説明会などでデビュー率の詳細をしっかり確認しておく必要があるでしょう。
また、声優の専門学校の中にはヒューマンアカデミーのように、学内オーディションに100社近くが来校する学校もあります。
学内オーディションの参加プロダクションの数は、卒業後の声優デビュー実績にある程度比例するとも考えられます。
声優専門学校を選ぶ上で大切なことは、施設の充実度や講師の質よりも、声優を実際に輩出した実績です。
福岡にはビジュアルアーツ以外に声優デビュー実績が高い専門学校があるので、時間をかけてじっくり検討してみることをおすすめします。
専門学校九州ビジュアルアーツのカリキュラムと授業内容
九州ビジュアルアーツに限らず多くの声優専門学校では、大学のような座学よりも実技授業が多くなっています。
時間割には様々な実技レッスンが組まれていますが、授業内容の一例を以下にご紹介します。
言語基礎
声優に必要となる正しい発声や滑舌、アクセントを実践形式で学ぶ授業です。
アフレコ
実際にスタジオでアフレコを行い、台本の読み方やマイク前での立ち回りを身につけます。
声優演技基礎
声優は俳優と同じく、人物やキャラクターを演じる仕事です。
感情コントロールや表現方法について学びます。
歌唱表現
アニメのメインキャラクターを任されると、人前で歌う機会も出てきます。
これからの声優に必要となるヴォーカルテクニックを学ぶ授業です。
ダンス
ダンスを通じてリズム感を養い、体を大きく使った表現を身につけます。
専門学校九州ビジュアルアーツ出身の声優
「デンキ街の本屋さん」女性客A/女の子A/店員B/男の子/店員B女、「神様はじめました」麗々、「ばくおん!!」女生徒D
「パパンがパンダ」パンダ、「妖怪百姫たん!」ぶるぶる、「感染×少女」カンデラリア
専門学校九州ビジュアルアーツへの入学方法
九州ビジュアルアーツの声優学科には、以下の3つの入学方法があります。
AO入試
九州ビジュアルアーツが求める学生像と照らし合わせて、学力ではなく学生のやる気や人間性により合否を決定する入試方法です。
プレスクールを受講できるのが最大のメリットとなっています。
推薦入試
在籍する高校から推薦してもらう「高校推薦」と、九州ビジュアルアーツが指定する高校の学生が利用できる「指定校推薦」とがあります。
選考方法は書類審査のみとなっています。
一般入試
一般入試とは言え学力テストのようなものはなく、選考方法は書類審査のみとなっています。
ただし、九州ビジュアルアーツが必要と判断した場合には面接も追加で行われます。
なお、一般入学の場合は大学や短大との併願も可能となっています。
専門学校九州ビジュアルアーツの声優学科には偏差値という概念はなく、倍率も決して高くはありません。
どの入学方法であったとしても、九州ビジュアルアーツの入学試験に落ちる可能性は低いと考えて良いでしょう。
なお、九州ビジュアルアーツの声優学科には、筆記試験や実技テストのようなものはなく、書類と面接のみで合否が決定されます。
また、九州ビジュアルアーツの声優学科では留学生の受け入れも行なっているので、外国人の方も条件を満たしていれば受験することができます。
専門学校九州ビジュアルアーツ声優学科の学費
2年合計 2,584,000円
※上記費用には入学金の15万円も含まれます。
※上記以外にも、別途教材費や研修費が必要になります。
※2024年3月31日時点での情報です。
九州ビジュアルアーツ声優学科の学費及び授業料は、全国的に見ても平均的な金額と言えるでしょう。
教科書代や研修費用で別途支払いが必要になることもありますが、総額で見ても声優専門学校の相場では決して高いということはありません。
なお、九州ビジュアルアーツは学校法人の専門学校なので、各種奨学金制度や国の教育ローンを利用することができます。
授業料の一部が免除される特待生制度もあるので、九州ビジュアルアーツを受験するなら事前に調べておくと良いでしょう。
また、九州ビジュアルアーツでは食事付き学生寮の紹介もしているので、遠方から入学を考えている学生にも生活しやすい環境が整っています。
まとめ
専門学校九州ビジュアルアーツの声優学科は、講師や設備など全体的にバランスが良く、評判としてもそれほど悪くはありません。
しかしその一方で、九州ビジュアルアーツの卒業生で業界の第一線で活躍している声優は限られています。
福岡には声優業界からの評価が高い専門学校がいくつかあるので、色々な専門学校の資料を取り寄せて、じっくり比較してみることをおすすめします。