アミューズメントメディア総合学院 声優・俳優学科の評判は?口コミや卒業生も紹介

アミューズメントメディア総合学院
※本記事は声優アカデミア編集部が独自に制作しています。各事業者はコンテンツ制作に一切関与していません。本記事は広告を含みます。

声優専門学校の中でも学生からの人気が高く、毎年入学希望者の多いアミューズメントメディア総合学院は、東京の恵比寿と大阪に校舎があります。

声優専門学校としては珍しい、土日や夜間のクラスも開講していて、社会人や大学生であっても週一から声優の授業を受けることができます。

声優を目指す若者からの認知度が高く人気もあるアミューズメントメディア総合学院ですが、声優業界や現役声優の評判・評価はどうなっているのでしょうか。

アミューズメントメディア総合学院の評価

声優アカデミアでは、現役声優および声優専門学校の卒業生を対象にアンケートを行いましたが、あらゆる声優専門学校の中でもアミューズメントメディア総合学院は高い評価を獲得しています。

声優業界からの評判の良さが、アミューズメントメディア総合学院卒業生のオーディション合格率にもはっきりとつながっています。

2022年度のアミューズメントメディア総合学院の実績は、卒業生の71%が声優プロダクションの所属オーディションに合格となっています。

2021年度は66%、2019年度は67.7%と、毎年のように高い卒業生実績をあげています。
71%というデビュー率は、声優専門学校ではかなり高い実績です。

また、惜しくも声優プロダクション所属とならなかった生徒の多くは、付属声優養成所に特待生として合格しています。

声優専門学校の中には、所属契約を勝ち取る卒業生がほとんど出ないような声優専門学校もあります。

声優の才能があったとしても、その才能を十分に開花させることができなかったり、チャンスが少ないことで声優デビューの夢が遠のく可能性もあります。

声優専門学校を選ぶ際には、各声優事務所からの評価であったり、毎年のオーディション合格率をチェックすることも大切です。

その点においては、アミューズメントメディア総合学院は業界からの評判が良く、オーディション合格率も高いのでおすすめと言えます。

卒業生と在校生の口コミと評判

クラウドソーシングを利用して、アミューズメントメディア総合学院の卒業生からアンケートを頂きました。

アミューズメントメディア総合学院の授業内容や学生の進路、学校の感想などについて回答を頂きました。
※口コミアンケートの募集はクラウドソーシングサービスのランサーズを利用しております。

特定の講師というわけでなく、様々な講師から学ぶことが出来ました。
先生はフレンドリーだけど、いざ授業が始まると厳しい顔を見せる時もあります。
授業内容は、ボイストレーニングや体力づくりなど徹底的に基礎を教え込まれ、その上で実際の現場に役立つような授業を展開していく感じでした。
あと、方言が目立つ場合は個別で指導されることもあります。
私の場合はそれほど方言がきつくなかったのですが、何回か「イントネーションが違う」と言われました。
学校内の設備はいつも手入れされている印象で綺麗でした。「最新のものも取り入れているのだな」と思いました。
学内の雰囲気も良いですが、学内オーディションの時期になると多少ピリピリします。
皆が仲間でありライバルであるといった感じなので、切磋琢磨しながら自分のスキルを磨いていけます。
立地は学生には通いやすい場所にあると思います。周りにマンションが沢山あるので住む場所に困ることはないです。
(30代前半・女性)
授業内容は具体的なものが多く、喜怒哀楽の一つ一つをセリフを通じて指導して頂くなど、小手先のテクニックに頼らない、演技に重点を置いた内容でした。
そのため、どちらかというと量よりも質に拘った授業といえます。
ただし、講師の方は本気で指導されるので、中途半端な気持ちで入学するのはおすすめできません。
しかし、その分周りの生徒も本気で授業に取り組んでいる方が多いので、お互いに切磋琢磨し合う環境が整っています。
私も何度も辞めようと思ったことがありましたが、仲間と高め合うことでプロの声優としての一歩を踏み出すことができました。
また、本校の卒業生でもある現役のプロの声優の方から、現場の雰囲気やプロの声優としての心構えを直接聞く機会もあるので、自分の将来像を描きながら日々を送ることができます。
なので、本気で声優になりたい方にはおすすめの学校です。
もちろん、卒業後はすべての方がプロの声優になれるわけではありませんが、学校内のサポート体制は整っているので、アミューズメントメディア総合学院の卒業生が数多く活躍されていることもうなずけます。
(20代後半・女性)
【授業内容と講師】
基礎知識を付ける期間もありますが、実際に声優を担当してアニメを作るなどといった作業をします。
そういった意味では実践的なカリキュラムだと思います。講師も具体的な指導をしてくれたりお手本を見せてくれるので参考になります。
【設備や機材の充実度】
それなりに設備はそろっています。スタジオやミーティングルームみたいな少人数で集中できる部屋があります。
食堂などのインフラもそろっています。
【学校の雰囲気】
自由な風土です。アニメ好きが多いのは事実です。オタクが多いので私にとっては過ごしやすいです。
一人一人が自分の関心のあることを追求できるのでのびのびと勉強が出来ます。
【学校の立地条件】
恵比寿駅から5分ととても立地条件が良いです。近くにコンビニがありバイト先も探せるので一人暮らしもしやすいです。
立地条件に不満を感じたことはありません。
【所属オーディションや就職】
OBとの交流会も多く就職先は見つかりやすいです。ただしメジャーなアニメやゲーム関係の仕事に就こうと思うと少し厳しいです。
声優の仕事に関しては、最初はマイナーなゲームやアニメの仕事をもらえたら良いほうだと思えば良いです。
アナウンスなら駅構内のアナウンスなどといった仕事が定期的にあるので少し楽だと思います。
一方でアニメ声優の場合は仕事がもらえるまで時間はかかりますが、一度役が決まると長く関わることが出来るというメリットがあります。
一定のレベルでコネが必要な業界ですが、とりあえず仕事が見つかるレベルのコネはアミューズメントメディア総合学院にはあると思ってよいです。
(20代前半・男性)
入学から一年は、声優として必要な基礎要素を学びます。
発声法や発声訓練、正しい姿勢の維持や喉の健康維持の方法など声優の土台となることをしっかりと取得します。
講師の中には元声優の方もおり、経験談も聞けるのでとても参考になりました。
設備や機材は一部古い物もありますが、多くは最新のものであり、整備や調整も丁寧にされておりとても良い環境です。
また、校内の雰囲気は、やはり声優を目指す人が多いので俗に言うオタク気質の人が多いです。
それは悪いことではなく、お互いの好きな声優さんやアニメのシーンを模範し合うことで、お互いの成長を促進できる環境だったと感じています。
就職に関しては、プロになれるかどうかは個人の努力次第ですが、有名アニメの脇役として抜擢されたり、ボーカル専門の契約をしている人も何人かおりました。
また、声優になれなくとも裏方スタッフとして採用される人も多く、何かしら学んだことを活かせる仕事に就ける印象でした。
(20代後半・女性)
声優学科(本科)の授業内容は、あらゆる声優活動に対応するカリキュラムが組まれていてアニメのアフレコ、外国映画の吹替えだけでなく、歌やラジオパーソナリティ、ナレーション、舞台活動など、現場で必要とされているスキルを声優・役者として活躍中の現役プロの松井 菜桜子さん等から学ぶことが出来ました。
まったくの未経験でも基礎トレーニングから始め役者としての基盤を築くのが1年次で発声、滑舌から演技基礎そしてヴォーカル、ダンスと幅広く学びます。
設備や機材の充実度はアニメのアフレコ、外国映画の吹替えを行うレコーディングスタジオやアーティストライヴから各種レセプション、演劇などでも利用できる多目的ホール等があります。
恵比寿から徒歩5分ととてもいい立地にあります。学校の雰囲気はとても綺麗で設備も新しくとても快適です。
オーディションのエントリーに制限はなく、70社を超えるプロダクションを自由に受験できとても安心できました。
(20代前半・男性)

カリキュラムと授業内容

授業風景

アミューズメントメディア総合学院の声優・俳優学科には、全日二年制の声優本科と、夜間や週末に自分のペースで授業を受けられる声優専科とがあります。

高校生のほとんどは声優本科に入学し、ダブルスクールで通う大学生や社会人は声優専科へ入る人が多くなっています。

アミューズメントメディア総合学院に入学した1年次には、発声や呼吸法、滑舌の基礎などからカリキュラムがスタートします。

さらに感情表現や読解力を鍛えるために、朗読や演技の授業がカリキュラムに多く組み込まれています。

声優の基礎的なトレーニングに加えて、アフレコやダンス、ヴォイストレーニングのような実践的な授業も1年次からあります。

2年次になると、演技やアテレコやナレーションなど、より実践的な授業が増えていきます。

また、卒業前の声優事務所の所属オーディションを見据えて、オーディション対策なども行なっていきます。

アミューズメントメディア総合学院の授業例

発声基礎
体力トレーニングから始まり、呼吸法や発声法を学びます。声優や俳優の基礎とも言える授業です。

表現基礎
自分の声を使って様々なことを表現する授業です。

美語話法
正しく美しい日本語を学ぶ授業です。発声練習も行い、正確に聞き取りやすい話し方を学ぶ授業です。

朗読
物語を音読する授業です。感情表現の仕方や想像力を高める授業です。

演技基礎
基本的にエチュードを行います。エチュードとは、状況設定だけが与えられた状態から、アドリブで演技することです。

ヴォイストレーニング
最近の声優は舞台で歌うことも多くなってきたので、声優専門学校のカリキュラムでもヴォイストレーニングは必須です。

ダンス
ヴォイストレーニングと同じく、最近は多くの声優専門学校がカリキュラムにダンスを取り入れています。

基礎演習
プロの声優としての心構えやメンタル面を学ぶ授業です。座学が中心になりますが、実習をやることもあります。

アフレコ
色々なアニメを題材にして、実際に声を当ててみる授業です。マイクワークや演技力を学びます。

ビジネスマナー
一般常識だけでなく、声優業界でのビジネスマナーやルールも学びます。

演技実習
俳優や舞台監督が講師を務めて、舞台での演技を学びます。声優は俳優であるという考えのもと、本格的な役者演技を学びます。

表現実習
戯曲の台本を使って、役作りや想像力を高めるための授業です。

総合実習
色々な台本を使って、表現力や読解力から、滑舌や発声などをトータルで学ぶ授業です。

ナレーション
実際に映像を見ながらナレーションを行うことで、ナレーターとしての技術を学ぶ授業です。

MEMO

時間割は年度によって多少変わりますが、基本的には上記のカリキュラムが組まれることになります。授業以外にも各種発表会や球技大会、夏休みなども普通の専門学校と同様にあります。

アミューズメントメディア総合学院出身の有名声優

  • 柿原徹也(Zynchro)
  • 小林裕介(ゆーりんプロ)
  • 前野智昭(アーツビジョン)
  • 山下誠一郎(大沢事務所)
  • 羽多野渉(81プロデュース)
  • 赤羽根健治(青二プロ)
  • 白井悠介(EARLY WING)
  • 本多真梨子(アミュレート)
  • 加藤英美里(81プロデュース)
  • 芹澤優(81プロデュース)
  • 鹿野優以(青二プロ)
  • 伊藤かな恵(青二プロ)
  • 西明日香(シグマ・セブン)

アミューズメントメディア総合学院の入学方法

アミューズメントメディア総合学院へ入学するにあたっては、特に入学試験のようなものはなく書類選考だけで合否が決められます。

まれに書類選考の結果として面接をすることもありますが、基本的には書類選考だけで試験などはありません。

入学の際に学力試験が無いために偏差値のようなものはなく、学費の支払い能力さえあればアミューズメントメディア総合学院に入学できると考えて良いでしょう。

声優専門学校の中でも評判が良く受験者が多いのも事実ですが、声優・俳優学科は受け入れ人数がかなり多いので、倍率としてもそれほど高くはありません。

また、社会人や大学生が多い夜間・週末コースに関しては、春と秋の年に2回の入学時期があります。
対象年齢には制限があり、中学生以上30歳未満となっています。

AO入試について

アミューズメントメディア総合学院では、AO入学制度も採用しています。

AO入学とは、書類選考だけでは判断できない学習意欲や目的意識、人物像などを審査して合否を決めるものです。

アミューズメントメディア総合学院では、特に学習意欲の強い方を中心にAO入学させているようです。

アミューズメントメディア総合学院へのAO入学が認められると、高校生のうちからプレ講義を無料で受講することができます。

声優になりたいという気持ちが強い方は、高校卒業を待たずして声優専門学校の授業を休日に受講することができます。

また、AO入学の場合には、授業料が減額になるというメリットもあります。

声優専門学校をアミューズメントメディア総合学院に絞り込んでいるなら、早めにAO入試の出願期間について確認しておきましょう。

AO入試の出願期間

※上記は2022年度入学の情報です。最新の情報はアミューズメントメディア総合学院の公式サイトでご確認ください。

学費について

アミューズメントメディア総合学院の学費は、他の声優専門学校と比較すると安い方です。

全日2年制の声優・俳優学科の場合だと、入学金や授業料、施設設備費などを合わせて2年間で256万円となります。

声優専門学校の学費一覧で紹介している専門学校10校の中では、アミューズメントメディア総合学院の学費は3番目に安い金額でした。(2024年4月調査時点の学費で比較)

なお、入学金や授業料以外にも、各種費用がかかる可能性があります。

アミューズメントメディア総合学院への入学を検討しているなら必ず資料請求をして、最終的な合計支払い金額を確認するようにしましょう。

また、アミューズメントメディア総合学院で は、奨学金を利用することができます。

利用できる奨学金制度は東京校と大阪校で異なるため、受験する校舎の資料を請求して、利用できる奨学金制度について確認しましょう。