京都には声優学科のある専門学校が二つあります。
細かいことを言えば両校とも学校法人の専門学校ではなく、一般企業が運営する声優の専門校となりますが、コマ数や授業内容などからして専門学校と変わりありません。
学校法人の専門学校にはカリキュラムの変更や声優講師の採用に制限があるため、あえて学校法人の専門学校にはせずに、一般企業校として運営している学校は多くあります。
特に芸能関係の学校では、専門学校にしていない一般企業校の方が人気や実績が高いとも言われています。
それでは京都で声優の学校に通うならどちらを選ぶのが良いのか以下に解説していきます。
総合学園ヒューマンアカデミー京都校
全国に18校を展開しているヒューマンアカデミーですが、京都校は阪急烏丸駅と河原町駅のちょうど中間に位置します。
校舎の周りにはアニメ関連のショップがたくさんあるので、アニメ好きであれば一度は通りかかったことがあるかもしれません。
ヒューマンアカデミーではテレビアニメで活躍する現役声優を講師に招き入れ、カリキュラムや授業内容は年々良くなっています。
それに伴い実績も向上してきているようで、最近では声優アワード新人男優賞を獲得した伊藤節生さんや、アニソンアーティストとしても活躍する村川梨衣さんを輩出しています。
京都に限らず声優専門学校を選ぶにあたって大切なことは、自分が声優としてデビューできる可能性を考えることです。
設備が新しくて講師が有名な声優であったとしても、結果として自分が声優になれなければ専門学校に行く意味がありません。
その声優専門学校に通えば自分はどのくらいの確率で声優になれるのか、可能性を探ることが大切です。
多くの声優専門学校では、学校に声優事務所を招いて、声優事務所への所属をかけたオーディションを開催します。
ヒューマンアカデミーでも毎年校内オーディションが開催されますが、参加する声優プロダクションや芸能関係の事務所の数は90社を超えます。
京都のみならず、全国的にも声優専門学校の学内オーディションに90社が参加するというのは異例とも言えます。
声優事務所の数だけ受験できるオーディションも増えるので、所属やデビューの可能性も高くなります。
在学中にオーディションに合格できなかった場合であっても、卒業してからもオーディション情報の提供やカウンセリングを積極的に行ってくれます。
また、使用していない部屋を自主トレーニングに使えるなど、卒業してからのサポートも魅力の一つです。
京都にある声優の学校の中ではおすすめできる学校なので、資料請求や体験入学で実際にご自分の目で確かめてみると良いでしょう。
※入学願書の受付は4月1日時点で満18歳以上の方が対象です。
京都コンピュータ学院
京都コンピュータ学院は創立50年を超える日本初のコンピューター専門学校で、様々な分野のエンジニアやプログラマーを育成しています。
2014年からは声優コースも開設。ITやコンピューターなどの得意分野を活かして、声優コースの授業でもデジタル音声や音楽の加工技術についても学びます。
声優コースで指導をする講師には、地元京都で仕事をするアナウンサーなどがいます。
現役のアニメ声優というわけではありませんが、アナウンサーから学ぶ発声や滑舌の授業も大切です。
しかし声優の育成を始めたのは2014年とあって、京都コンピュータ学院の卒業生で活躍している声優はまだ多いとは言えません。
京都にしか校舎がないため東京の声優プロダクションへの所属はハードルが高いかもしれませんが、今後活躍する卒業生が出てくることに期待したいです。
声優専門学校なら大阪も要検討
京都にある声優専門学校は、ヒューマンアカデミーと京都コンピュータ学院の二校のみとなります。
実績や評判からして、京都で声優専門学校に通うならヒューマンアカデミーがおすすめです。
あるいは通学が可能なのであれば、京都だけではなく大阪の声優専門学校も検討してみることをおすすめします。
大阪の声優専門学校の中には、卒業後に声優プロダクションに所属となる生徒が過半数を超える専門学校もあります。
過半数の生徒が声優プロダクション所属というのは全国的に見てもかなり優秀な数字で、やはり京都よりも大阪の方が実績の良い専門学校は多いと言えます。
ヒューマンアカデミーも大阪校がありますが、他にも優秀な声優専門学校がいくつかあるのでチェックしてみましょう。