声優専門学校に行って後悔するのはこんな人!卒業生の進路と実態

声優専門学校に行って後悔した人はどの程度いるのでしょうか?

声優専門学校に行ったことを後悔する人には共通点があります。

これから声優専門学校に行くことを検討している人は、自分が声優専門学校に行って後悔しないかどうか、以下を読み進めながら確認してみましょう。

声優専門学校に行って後悔するのはこんな人!

声優専門学校に行くと後悔するかもしれない…。そんな不安を持っている人も多いかもしれません。

声優専門学校に行って後悔する人にはよく似た傾向があります。

声優専門学校を卒業後に後悔しないために、以下の項目に当てはまらないか確認してみましょう。

消去法で進路を選んだ人

勉強や運動が苦手でも、セリフを読むだけの声優なら挑戦できると安易に考える人もいるようです。

声優専門学校では学力を問われることはほとんどなく、入学時に特別なスキルを求められることもありません。

そのため、声優専門学校は入学時のハードルが低く、軽い気持ちで入学する人も多いようです。

しかし、消去法で声優専門学校を選んだ人は、声優になる難しさを知ってすぐに後悔することになるでしょう。

声優になるには、正しい発声法やイントネーションだけではなく、演技力や表現力も身に付ける必要があります。

その上、たくさんのオーディションに合格しなくてはいけないため、向上心や闘争心、忍耐力も必要になります。

声優は簡単になれるほど甘い世界ではありません。
声優としてデビューできる確率は3%とも言われるほど、声優業界は狭き門です。

声優専門学校の生徒は、その狭き門を目指してレッスンを重ねています。

本気で声優を目指していない学生は声優専門学校に行っても取り残される可能性があり、時間とお金を無駄にして後悔することになるかもしれません。

アニメが好きなだけで進路を選んだ人

声優専門学校を目指す方にはアニメが好きという方がたくさんいますが、表現者としてアニメ作品に関わりたいと思うかどうかが大切です。

声優は人物やキャラクターを演じるのが仕事です。
声優は俳優の一種でもあり、作品の印象を決めることもあります。

「アニメが好き」なだけではなく「声優としてアニメ作品に関わりたい」という気持ちが強くなければ、声優専門学校に行っても後悔する可能性があります。

声優専門学校に行けば声優になれると思っている人

声優専門学校に行けば何となく声優になれる気がすると考えている人は、後悔する可能性が高いです。

声優専門学校に限ったことではなく、専門学校に行ったからといって必ずなりたいものになれるわけではありません。

特に、声優のようなエンターテインメントの世界は競争率も高く、声優専門学校は技術を身に付ける過程に過ぎません。

声優を目指している方は、全国で30万人ほど存在すると言われてます。

その中から、声優としてデビューできる人数は1万人前後。数字だけを見ると多いように感じますが、確率にすると約3.3%の人しか声優になることができないということになります。

声優専門学校は資格を取る学校ではないため、入学したからといって声優になれるわけではありません。

声優専門学校は声優になるための基礎やスキルを身に付けて、実力を養う場所であるということを覚えておきましょう。

適当に学校を選んだ人

声優専門学校はどこも同じと考え、ほとんどリサーチもせずに学校を選択した人は後悔するかもしれません。

声優専門学校では、学校の教育方針が生徒にもたらす影響はとても大きいです。

例えば、声優育成に熱心な声優専門学校には、声優を目指すモチベーションが高い生徒が多くなる傾向にあります。また、そうした専門学校では声優の輩出実績も高い場合が多いです。

一方、声優の輩出実績がそれほど高くない声優専門学校では、声優デビューよりも一般就職のバックアップに力を入れている印象です。

声優専門学校によって声優輩出実績には大きな差があるので、声優になりたい方は後悔しないための学校選びが重要です。

卒業後に声優になれなかった人は後悔している?

声優専門学校を卒業して、声優として活躍できている人は限られます。

声優専門学校を卒業後に声優になれなかった人の中には、一般企業に就職したりフリーターになったりと、声優とは全く違う進路に進む人もいます。

専門学校の卒業生は大卒の人と比べると就職活動が難しくなることは否定できません。

声優専門学校を卒業後も声優養成所を渡り歩き、それでも結果として声優になれなかった人の中には、後悔している人も少なくないでしょう。

一方で、声優専門学校を卒業後に声優になれなかったとしても、声優専門学校を選んだことを後悔していない人もいます。

声優専門学校に行っても後悔していない人とは?

声優専門学校に行って声優になれなかったとしても、後悔していない人はたくさんいます。

声優専門学校を選んでよかったと考える人は、以下のようなメリットを感じているようです。

  • 同じ趣味をもつ仲間と出会えた
  • 対人関係を学べた
  • 人前で話すスキルが身に付いた
  • 声優を諦めることができた

アニメやゲームなど同じ趣味を持つ人が多い学校環境は、今までの人間関係よりも無理なく付き合えることができ、新たなコミュニティーを作れたことをメリットだと感じる人も多いようです。

また、声優専門学校では声優の技術を学ぶ以外にも、オーディション対策として人前で話す練習をしたり、同級生と長い時間をかけて卒業制作をするため、人との関わり方を自然と学びます。

また、意外にも声優の夢を諦められたことにメリットを感じている人もいるようです。

声優専門学校で声優の夢に挑戦し、声優になることの難しさを体感したことで、気持ちの整理がついた方も多いようです。

一度は声優の夢に挑戦して一生懸命努力したことが、これからの人生にプラスになることもあります。

声優専門学校に行って声優になれる人もいれば、声優になれない人もいます。

それでも、声優になれなかったからといって全ての人が後悔しているわけではないということです。

悩んでいる人は体験入学に参加してみよう!

声優専門学校に行って後悔しないか悩んでいる方は、体験入学に参加してみると良いでしょう。

体験入学では在学生や講師、学校内の様子を実際に見ることができ、サイトやパンフレットでは感じることができない雰囲気を体感することができます。

声優になるためにどんなレッスンをするのか実際に体験できたり、不安に思っていることを相談できる機会もあります。

声優専門学校の卒業後の進路が気になる方は、学校説明会で卒業生の進路について詳しく聞いてみると良いかもしれません。

体験入学や学校説明会では、パンフレットには掲載されない情報を得ることもできます。

声優になるのは簡単なことではありません。
しかし、声優専門学校に行った後悔もあれば、行かなかった後悔もあります。

もしも、声優になりたいという気持ちがあるのであれば、自分の気持ちがどの程度のものなのかを確かめるつもりで、まずは体験入学に行ってから決めてみるのも良いかもしれません。