声優専門学校の特待生制度とは?特待生のメリットや条件について解説

特待生のオーディション
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声優専門学校の特待生とはどのような制度で、どのようなメリットがあるのでしょうか?

ここでは、声優専門学校の特待生制度のメリットや応募条件について詳しく解説していきます。

また、特待生制度を導入している声優専門学校についてもご紹介します。

声優専門学校の特待生とは?

特待生(とくたいせい)とは、正式には「特別待遇学生」「特別待遇生徒」といい、入学試験や在学中の成績優秀者で、学費などの面で特別な待遇を受けられる学生のことを言います。

声優専門学校の特待生は、入学金や授業料が減額または免除されたり、入学前のプレスクールを無料で受講できるなど、専門学校によって様々な特典があります。

ただし、声優専門学校の特待生は希望すれば誰でもなれるわけではなく、声優専門学校が定めた条件をクリアする必要があります。

続いて、声優専門学校の特待生になるための条件について見ていきましょう。

声優専門学校の特待生になるための条件

声優専門学校の特待生の条件は学校によって異なりますが、多くの声優専門学校で共通している基本的な条件は、強い入学の意思があることです。

そのため、AO入学や早期出願をする学生にのみ、特待生の応募資格を与えている声優専門学校も多いです。

AO入学とは?

学校の成績や筆記試験で判断するのではなく、本人の学習意欲や人間性などが、専門学校が求める学生像と適合するかを審査します。

その他には、声優に関連する何かしらの実績があることが応募条件となる場合もあります。例えば、声優コンテストでの受賞経験やプロとしての活動実績、または声優事務所への所属歴などがそれにあたります。

とはいえ、声優専門学校によっては熱意と将来性を重要視し、未経験者でも特待生としての入学を受け入れる学校もあるので、まずは興味のある声優専門学校がどんな応募条件を設けているのかを確認することが重要です。

特待生になる方法とは?手順を解説

声優専門学校の特待生になるためには、声優専門学校の入学手続きの際に、特待生制度の受験申込をする必要があります。

その後、書類審査を通過した人は、面接や実技試験などの審査を受けるのが一般的な流れです。

また、特待生の応募に際して、オープンキャンパスや説明会への参加を条件としている声優専門学校もあるので、早めの情報収集と準備が大切です。

特待生になるための審査内容とは?

声優専門学校の特待生の審査方法は、書類審査、面接、実技などが一般的です。

学校によっては、書類と一緒にボイスサンプルが必要な学校もあります。

その他にも、学校が指定する課題を提出したり、小論文や自己PRなどが審査方法となる場合もあります。

特待生の応募時期はいつ?

声優専門学校の特待生の応募時期は、早期出願やAO入学の募集時期と重なることが多いです。

具体的には、春から8月頃までが募集時期となっている声優専門学校が多いです。

ただし、特待生の募集締め切りが早い声優専門学校では、入学前年の1月頃から募集を開始し、4月頃までには募集を終了することもあります。一方、募集時期が遅い学校では、入学する年の3月まで募集している学校もあるなど様々です。

特待生の応募にあたって、説明会やオープンキャンパスの参加などを条件としている学校に関しては、さらに早くからスケジュールを確認しておくことが大切です。

特待生の定員はどのくらい?

声優専門学校の特待生の定員は学校の規模によって大きく変わりますが、一般的には数名から十数名といった所でしょう。

特待生の定員を数十名ほどで設定している専門学校もありますが、全学科の特待生を合計した定員である場合が多く、声優学科に限るとそれほど多くないと考えておく方が無難です。

ただし、優秀な生徒はできるだけ多く確保したいという声優専門学校もあるので、定員を設けなかったり、優秀者であれば定員を超えても特待生として受け入れるというスタンスの学校もあります。

特待生制度のある声優専門学校を一覧紹介!

特待生制度は学校独自の取り組みのため、特待生制度のある学校とない学校があります。

また、特待生制度を導入している学校であっても、学科によっては特待生制度がない場合もあります。

ここでは、声優を育成する学科で特待生を受け入れている学校をご紹介します。

アミューズメントメディア総合学院

アミューズメントメディア総合学院
制度 早期・AO特待生 クランチロール特別奨学金
定員 早期40名/AO20名 特待生の中から最優秀者1名
選考方法 書類選考・課題審査・基礎学力試験・実技審査・面接 小論文・面接
特典 初年度授業料が最大90万円免除 在籍2年間の学費・その他の費用全額支給
入学方法 早期出願制度・AO入学制度
応募期間 早期:2022年4月1日~ 5月31日
AO:2022年6月1日~8月31日
選考料 25,000円(AOのみ)
備考 在学中ならびに卒業後も学院の広報活動に協力できる者 。特待生合格後の入学辞退は原則不可。

総合学園ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミー総合学園
制度 特待生制度
定員 総募集定員の30%
応募条件 特待生入試説明会への参加
選考方法 書類選考
面接または筆記
特典 初年度授業料減免 5~50万円
入学前教育を受講可能
入学方法 AO入試
応募期間 2022年1月4日~3月31日
2022年4月1日~4月30日(追加受付)
備考 専門知識のない未経験者でも応募可能

専門学校 東京アナウンス学院

専門学校東京アナウンス学院公式サイト
制度 特待生チャレンジ
定員 若干名
応募条件 以下のいずれかに該当する者
【コンテスト入賞者・オーディション合格者】
過去3年以内に、志望学科の教育分野に関連するコンテストやオーディション、各種大会などで優秀な成績を修めた入賞者・表彰者
【プロ活動経験者】
志望学科に関連する分野で既にプロまたは同等の活動を開始している、あるいは過去に実績があり、本学への修学が更なる成長発展につながると考える人
【その他】
出演やオーディションの経験はないが、容姿や声・パフォーマンスなどで将来性をアピールできる人
選考方法 書類選考・面接(実技あり)
応募期間 8月下旬~9月上旬

専門学校 デジタルアーツ東京

デジタルアーツ東京公式サイト
制度 特待生制度
応募条件 推薦入学出願者のみ
高校等での評定平均値が3.5以上かつ3年間の欠席が5日以内の方
選考方法 書類選考(調査書等)
特典 初年度授業料減免 5~20万円
入学方法 推薦入学
応募期間 令和5年9月1日~令和5年12月22日

尚美ミュージックカレッジ専門学校

尚美ミュージックカレッジ専門学校公式サイト
制度 特待生入学奨学金
応募条件 第1期選考、第2期選考、第3期選考のいずれかに出願
オープンキャンパスへの参加
選考方法 課題審査・面接
特典 初年度授業料減免20万円~全額
応募期間 2024年6月1日~11月21日

東京アニメーター学院専門学校

東京アニメーター学院専門学校公式サイト
制度 特待生制度
選考方法 書類審査・筆記試験・必要に応じて面接
特典 入学金と授業料を減免10万円~156万円
応募期間 2023年10月1日~2024年2月29日
備考 入学するかどうか試験後に決められる

東京声優・国際アカデミー

東京声優・国際アカデミー公式サイト
制度 特待生制度
応募条件 AO入試かつ来校して受験
選考方法 面接・原稿読み
特典 初年度授業料減免 5~30万円
入学方法 AO入試
応募期間 2023年6月1日~9月30日

東京アニメーションカレッジ専門学校

制度 特待生制度
定員 最優秀賞1名/優秀賞8名/入選15名
選考方法 自己PR・ナレーション・台本読み
特典 授業料より5~45万円免除
応募期間 2024年11月22日の第4次募集までに出願
備考 試験直前に対策講座の開催を予定

東京クールジャパン

専門学校東京クールジャパン
制度 総合型選抜(AO)特待生制度
定員 15名
応募条件 AOプレスクール(入学前授業)に1回以上参加
選考方法 クリエイターテスト・面接
特典 初年度授業料減免 5~82万円
入学方法 AO入学
応募期間 2023年9月1日~2023年10月29日

※上記は2024年3月28日時点の情報です。最新情報については各校公式サイトにてご確認ください。

声優専門学校の特待生になるメリットはなに?

声優専門学校の特待生になる一番のメリットは、返済不要の奨学金が支給されることです。

多くの声優専門学校では、数万~数十万円程が授業料から減額されます。

中には、アミューズメントメディア総合学院のように、2年間の授業料が全額免除という学校もあります。

ただし、2年間の授業料全額免除ともなると、対象者は学校全科で1名のように、人数はかなり限られています。

また、学費の免除や奨学金以外にも、入学前から特別授業に参加できるなどの特典を用意している声優専門学校もあります。

声優専門学校の特待生になるのは難しい?!

声優専門学校の特待生になれるのは、選ばれた数名~数十名の生徒のみです。

そのため、過去にコンテストやオーディションでの受賞実績がある人でなければ、声優専門学校の特待生になるのは難しいかもしれません。

ただし、どの声優専門学校であっても、声優として将来活躍できる見込みのある学生には、特待生として入学してもらいたいでしょう。

声優としての将来性をどれだけアピールできるかが最も重要なので、興味がある人は挑戦する価値はあるでしょう。

また、ヒューマンアカデミーのように、未経験でも特待生としての受け入れがある学校もあります。いくつかの学校を比較検討するのも一つの方法です。